相続などの不動産売却で良くあるトラブルの対策法について解説します!
相続後に不動産売却を考えているが、その方法っていまいちよくわからないですよね。
さらに、相続などの不動産売却ではトラブルなどがよく起こりがちです。
今回は、そういったトラブルになった場合にどのようにすれば良いのかについて、その対策法を解説します。
□代表的なトラブル事例をご紹介
不動産相続や不動産売却ではトラブルが起きやすいです。
ここでは、そういったトラブルになった場合に備えて、どのように対応すれば良いのか、事例を交えて解説します。
是非参考にしてみてください。
まずトラブルは相続人の数が多くなればなるほど、そのリスクが高まります。
特に不動産が相続の対象になっているような場合は、分割しようとしても中々話がまとまらないことがあります。
さらに、親が認知していた子供や離婚した配偶者との間にできた子供が名乗り出ることで、そのような分割協議が一気に白紙に戻ることもあるでしょう。
注意してくださいね。
このようなケースでは、再婚している親、もしくは不貞行為を働いていそうな親の場合は、生きている間にしっかりと本人から事実確認するようにしておいてください。
相続人が多数いるようなケースで不動産が相続財産になっている場合は、法定相続だけでは解決できないこともあります。
相続する側にできる限り事前に確認しておくようにしてくださいね。
次の事例は、相続した不動産を平等に分けようとしてトラブルに発展するケースです。
例えば、相続人の兄弟姉妹が円満な関係であってもトラブルになってしまうかもしれないので、注意しましょう。
不動産をきっちり均等に分割するのは難しいです。
そのためにも、いくつかの分割方法を頭に入れておくと便利です。
例えば、換価分割、現物分割、共有分割といった方法があります。
換価分割は不動産を売却して、それを現金化し均等に分ける方法で、最もトラブルを回避できる方法でしょう。
現物分割は、相続する土地を分筆して、それぞれが所有する方法です。
また共有分割とは物理的に土地を線で分けて、それぞれが共有で所有する方法です。
ただし、共有分割は、固定資産税の支払いなどでトラブルに繋がりやすいので避けたほうが無難でしょう。
□遺産相続トラブルを避けるための対策とは!?
上記では事例別に対応策を解説しましたが、ここでは遺産トラブルを避けるために汎用的に使える方法について解説します。
遺産相続のトラブルは様々な原因で起こりますが、それらのトラブルは事前に対策しておくことで予防できます。
まずは、遺産目録を作成しておいてください。
それによって被相続人の相続財産が明確になって、法定相続人同士で財産を隠しあうようなこともなくなるでしょう。
また、そのような相続人の中には、被相続人同士が一緒に住んでいるケースも少なくありません。
このような時は、遺産目録だけではなく、法定相続人と被相続人の財産を明確に分けるようにしてください。
家族や親族の中には、どうしても性格などが合わず、上手くコミュニケーションが取れない方もいるでしょう。
そのような場合は親が生前に遺言書などを作成しておくと良いかもしれません。
トラブルになりそうな財産は、相続したい人をしっかりと明確に記しておくことで、トラブルを未然に防げます。
是非参考にしてみてください。
□相続を相談する窓口のご紹介
このように、トラブル回避の方法や、トラブルになった場合の対応策について解説しましたが、それでも揉め事になることも少なくありません。
そういった場合は専門家のサポートを受ける方が、手続きも専門性が高く、知識も豊富なので安心です。
では専門家とは具体的にどのような人たちのことを指すのでしょうか。
まずは弁護士です。
弁護士であれば法的根拠に基づいた具体的な解決策を導き出すことができて、トラブルの解決に大きな期待が持てるでしょう。
大きな金額が動くのが相続なので、その後の親族関係に大きな影響を与えないためにも、法律家の力を借りるようにしてみてくださいね。
他にも選択肢となる専門家がいます。
司法書士や税理士です。
弁護士のようにトラブルの全体を扱ってくれるわけではありませんが、相続手続きや遺産分割などで必要になる書類を作成する際に助けとなってくれます。
司法書士は、相続に必要な名義変更(登記)の際に依頼すると便利です。
必要な書類や確認すべきことなど、初心者が手をつけづらいところをわかりやすくサポートしてくれるので安心です。
もし自分だけで進めるのは難しいとお考えの方であれば、是非不動産相続や不動産売却に強い司法書士に相談してみてください。
税理士も相続財産の調査や評価、さらに相続税の申告や分割協議書の際は、大いに助けとなる存在です。
税金の負担を少しでも減らすためには不動産関連に実績のある税理士に相談してみてくださいね。
□まとめ
今回は、相続などの不動産売却でよくあるトラブルの対策について解説しました。
是非参考にしてみてください。