相続した不動産を売却するときは相談すべき?解説いたします!
最近は様々な理由から相続した不動産の売却を決断される方も多くいらっしゃいますが、実際本当に売却した方が良いのかお悩みの方も多いでしょう。
こうした場合誰かに相談した方が良いのか、またどこに相談すれば良いのか迷いますよね。
そこで今回は、相続した不動産を売却する際は相談した方が良いのかについて解説します。
□相続した不動産の売却はどこに相談すれば良いのか
相続した不動産の売却について相談する際、ふさわしい相談先は相談内容によって異なります。
続いては、相談内容ごとにふさわしい相談先についてご紹介しましょう。
相続した不動産を売却する際の相談先として、まず1つ目に不動産会社が挙げられます。
相続した不動産を有効活用したいという場合には、まず不動産会社に相談してみると良いでしょう。
不動産会社は不動産の相場や有効的な活用方法など幅広い知識を持ち合わせているため、様々なアドバイスを得られます。
特に相続した不動産の売却となると、売買契約に向けて不動産会社に仲介してもらうことが多いため、最も一般的な相談先と言えるでしょう。
相続した不動産を売却する際の相談先として、2つ目に税理士が挙げられます。
もし不動産に相続税がかかるような場合は、税理士に相談してみると良いでしょう。
特に不動産を活用した際に発生する税務上の問題点などは、素人には発見することが難しいです。
こうした場合には専門家である税理士に相談することが得策と言えるでしょう。
相続した不動産を売却する際の相談先の3つ目は、弁護士です。
弁護士は、相続した不動産をめぐる相続人や隣地の方とのトラブルが起こった際の相談先として頼りになります。
場合によっては訴訟や調停を通してトラブルを解決していくこともありますが、法的トラブルが発生している時はまず弁護士に相談すると良いでしょう。
□売却する不動産の資産価値をなるべく高く査定してもらうには
相続した不動産を売却するには、共同相続人の間での遺産分割協議の後、相続登記や所有権移転登記または持分移転登記の変更を行う必要があります。
これらの一連の作業が終われば、遺産に関する不動産の名義変更は完了となり、新しい名義人は自己所有に関する不動産を自由に売却できるようになります。
相続した不動産の売却にあたって、最も一般的なのは不動産会社を利用する方法です。
続いては、不動産会社を利用して売却する際の不動産買取と売却についてご紹介します。
不動産買取とは不動産会社自体が買主となり、お客様の不動産を直接買い取る方法です。
基本的に買取は売買契約の終結まで時間がかからないため、できるだけ早く不動産を現金化したい際にはおすすめです。
ただ査定金額は仲介売却と比べると、低くなる傾向にあるでしょう。
したがって、売却する不動産の資産価値をなるべく高く査定してもらうには、仲介売却がおすすめです。
仲介売却とは、売却活動から買主様との条件交渉、契約成立までの一連の流れを行う売却方法です。
この方法で売却すれば、不動産の売却価額を不動産会社と相談して決められるため、満足のいく価額で売却活動を行えます。
また当社ではお客様のご要望を最優先にしたご提案を行っておりますので、安心した売却を行っていただけるでしょう。
□相続した不動産を売却する際の注意点とは
相続した不動産を売却する際に特に注意していただきたいのが、契約不適合責任についてです。
契約不適合責任とは、不動産を売却する際に売主側が買主側に対して負う責任のことを指します。
例えば、不動産を売却する際に欠陥を故意に隠して売却した場合やしっかりと調査せず欠陥を見逃してしまった場合は、明らかに売主に責任があると言えますよね。
このように売主側の欠陥の隠蔽、明らかな過失についてはもちろん責任を問われるでしょう。
ただ契約不適合責任に関して特に注意していただきたいのは、こうした故意や過失でなかった場合も責任を負う必要があるということです。
つまり、売主側が不動産の欠陥について調査し確認した場合であっても、後々契約書に規定されていない欠陥が見つかれば、売主側に責任が問われます。
たとえ相続で取得した不動産であっても知らなかった不具合がある可能性もあるため、不動産を売却する際には細心の注意を払うようにしましょう。
こうした契約不適合責任を負わないようにする方法としては、契約不適合責任を負わない形の売買契約を結ぶという方法があります。
そもそも契約不適合責任は任意規定であるため、責任を負わない形での契約も可能です。
ただ契約不適合責任を負わないということは買主側が不利になる場合も多いため、売却価格やその他の条件などとバランスを取った上で検討できると良いでしょう。
□まとめ
今回は、相続した不動産を売却する際相談した方が良いのかというお悩みについて解説しました。
ふさわしい相談先は相談内容によって異なりますが、できるだけ高く売却したいという場合には、仲介を行ってくれる不動産会社に相談できると良いですね。
ぜひ今回ご紹介した注意点も踏まえて、後悔のない売却を目指しましょう。